第27回 株式会社アイルコット

http://irukot.com/

仕事の内容

総合物流サービスです。大きく言うと2つの事業を展開しております。
事業所がここ、船橋市西浦と塩見町というところにあり、西浦ではインターネット通販のバックヤード(簡単に言うとアマゾンの小型版)を行っており、塩見町は、某テレビ局のイベント用Tシャツやグッズの梱包発送など。他にはタレントグッズや、テレビ通販の商品を、梱包して発送するまで一連の業務委託としてやらせていただいております。
もう一つの事業は、アパレル専門の会社が現状、物流、検品、検針、直し、全てをしていたのですが、検品、検針、縫製の方に特化し、物流とは切り離したいということで、今年5月から新たな事業所を立ち上げました。現在は従業員が4名、今後はパートさん含め40~60人位での作業となります。商品が入荷してきたら検品、検針した後、倉庫で格納してお客さんからオーダーに従い、その中から商品を取り出して梱包・発送していきます。
その他、趣味程度にクロコダイル(ワニ)・パイソン(ヘビ)・オーストリッチ(ダチョウ)など爬虫類専門でオリジナルバックの製作やバックの補修作業なども行っております。

EBRIに入ったきっかけ

アーバンシステムの小柴さんにお世話になり、そして事務局のみっちゃんにひっかけられました。現在は理事をさせて頂いております。

業界の現状、景気、方向性

当社は物流の中でも配送センター代行業務を行っているのですが、インターネット通販が右肩上がりの状態が続いており、まだまだ需要が伸びる状況になります。弊社も現在は船橋で650坪を使用しておりますが、使用面積が不足しており、アウトソーシングしているのが現状です。配送業者と呼ばれる佐川急便さんやヤマト運輸さんが非常に人材不足に陥っているので、配送コストが非常に上がっています。1~2年前から世間をにぎわしている運賃の高騰でコスト面は高いですが、大きくニュースになったおかげで運賃値上げもお客様の理解もあり助かっています。
インターネット通販は伸び盛りなので、今後も伸びて行くのではないかと考えます。
また、今期来期中は変革の年であり、人材確保が最優先としております。今回募集を行ったところ、ありがたいことに80名の応募があり、5名採用を行いました。

今後の方針

できれば10年後には物流の社長を引退できればと考えております。とは言いつつ、事業の方は続けて行こうと思っていますが、従業員に起業意識を持たせ、雇われている立場ではなく自分でお金を稼げる人に立ってもらいたいと思います。なので、起業したいやつは起業しろと、いうのが方針です。男女共にうちは物流という仕事ですが、各人趣味があれば趣味を伸ばして独立を考えてもいいと言っています。サラリーマンから独立するには資金の問題ややり方、色々とハードルが高いところがありますが、趣味を事業部から始め、潤沢にその商売ができるのであれば、独立ができる礎を作って上げられればと思います。なので、現実を理解させ、夢も与えることを語り続けたいと思います。
売上・利益は、お客様や従業員の頑張りで、この5年間上昇しています。毎年目標は立てているのですが、あまり細かい数字までは見なかったのは現状でしたが、今後はお客さんそれぞれに対しての売上と利益をシビアに見て行こうと思います。

EBRIの中でどんなことを思っているか

理事会には毎回参加しなければならないと思いながら、忙しさを言い訳にしてなかなか参加できておりません。今期はできるだけ多く、出席出来るようにと思っています。最近環境関係のことも不勉強になっていることも多いので、EBRIで勉強して行かなくてはならないと思います。物流関しては環境にどのように貢献して行かなくてはならないかというのを考えるのと、会員獲得は少しでも力を入れていきたいです。EBRIの存在意義はビジネスで関わる他に、ビジネスに関係なくプライベートでも取り巻く関係があってもいいと思っています。

その他

起業してから1年目は商売の右も左もわからなく、ただひたすら現場に入り働いておりました。お陰で実績も残りました。2年目もそれが続いておりましたが、3年目に大切なお客様を私の一存で契約解除し、売り上げ利益減少と言う苦い思いを経験しました。いまから考えると「馬鹿なことしたな」と思いますが、無くすとその分を取り戻そうと、一生懸命頑張れます。現在は6期目に入り、人で言うと6歳、義務教育が始まる小学校一年生まで成長しました。私は「企業の成長」も「人の成長」も同じだと考え、一長一短に大きくなるはずはないと思っています。急激に大きくなるとどこかに歪が生じます。なので、少し少し、企業もその代表(わたし)も従業員も成長しようと思います。起業する前から大切にしている言葉として「愛」と言葉を大切に思っています。恋人同士でも最近あまり聞かない言葉かもしれないですけれど、従業員に対する愛、子供に対する愛、大切な嫁さんに対する愛。
愛という言葉がすごく好きです。この5年間入社する人間もいれば去る人間もいますが、ここにいる間は精一杯愛します。社員にはうちに入社する限り、あなたのプライベートまで入っていくと言っています。いい意味で人の顔色みながら仕事しているので、プライベートまで入って、何があったか話をします。変わった社長だなってよく言われます。飲み会も定期的に開催し、2カ月に1回は社長会と言って、全従業員を含めた飲み会、また個々にすることもあります。私の顔が見えるような風通しのいい会社に作って行きたいと思っています。今後についても愛という言葉を大切にして仕事を行っていこうと思っています。

【編集後記】

今回は物流総合物流サービスの株式会社アイルコット社へ行って参りました。事務所周辺も様々な企業の物流倉庫が並び、トラックが行きかう倉庫街でした。
倉庫内の一角に設けられた事務所は、従業員スペースと社長室共に充分な広さがあり、とても働きやすい雰囲気です。時折携帯電話が鳴り忙しくされていましたが、にこやかにインタビューに答えて下さり、自身で起業されてから今日までの想いをかみしめながら語って下さったのが印象的です。
普段気軽にネットショッピングしている裏側には、倉庫での在庫管理や検品、梱包、発送作業など、様々な工程があります。ポチっとした先にこのような会社があり、しかも注文してから届くスピードの速さには驚きですよね。ネット社会である現代は益々需要が増えることでしょう。しかし、この現状に甘んじることなく、これから先、次の展開を考えていらっしゃる姿勢は素晴らしいと思いました。これからも益々のご繁栄をお祈りしています。


  • 倉庫と事務所の外観


  • 仕事中の徳利氏


  • 倉庫内は様々な商品が山積みです


  • 出荷を待つネット通販商品


  • さすが社長、かっこいいベンツです


  • 取材後は地元で有名な火鍋屋さんへ