第29回 株式会社アイティリンク

今回は株式会社アイティリンクの島様にインタビューをさせて頂きました。
コロナ禍ですのでZoomでの対談です。

【株式会社アイティリンク】
株式会社アイティリンクの島と申しまして足立区にて営業しています。会社自体は16年目で、前代表が10年経営を行い、事業継承し私の代になってから丸5年が経過しました。
仕事の内容はパソコンを中心にOA機器のリユース・リサイクルを行っております。

パソコンは他のリサイクル品と流通が違っておりまして、家電や骨とう品などはリサイクル屋さんや市場などで流通するのですが、当社のような業者が専門的に扱います。
パソコンは職場で多用されたこともあり、また当初は高額だったため、どの企業もリースを組んで導入しておりました。リースアップしたパソコンの処分は、リース会社が当社のようなリユース業者へ回収から処分までを依頼しております。

当初はタダ同然で仕入、まだ新品のパソコンも高価でしたので、中古でも高値で販売することができました。しかし、後に同業者の増加やパソコンの価値の下落などの影響で薄利となりつつも競争が激しく、仕入価格が高騰し、リース会社から大量に仕入、販売するというビジネスモデルがちょうど創業10年迎えた時に厳しい状況に追い込まれました。まさにその転機の時に代表を交代しました。

現在はリース会社とはほとんど付き合いが無く、リースではない資産ユーザー様から直接取引させて頂いております。回収品はパソコンが中心ですが、モニター、サーバー、プリンターなどOA機器にまつわるもの全般を扱っております。

【ビジョン】
ゴミの無い社会を目指しております。当社で全てやるのではなく、うちに集まってきたものを必要としている得意な所に橋渡し出来るようなハブ的な存在になって行きたいです。また、そういう方達と繋がれればと思いこの会の参加させて頂いております。
まだまだOA機器の取扱のみでここからは抜け出せないのですが、リユース・リサイクルして再利用出来るものがスクラップとして処分されてしまうのもあるので、そういったものが無くなるように取引先を見つけられればと思っております。

【業界の動向】
一昨年からコロナ禍となり、設備投資にどの企業も先送りの傾向になってしまっています。OA機器の入れ替えが無いのでリユース・リサイクルする資源としてのモノが無い状態です。その為かなり競争が激しいです。 それに加え、まとまった台数を処分する会社が発生すると、資金的に力が有る企業や、販売先に力がある企業が勝ってしまい、競争が激しいです。

【入会のきっかけ】
EBRIのような会を探していた時に、スクニッツオ(イタリアン料理店)の田中さんにご紹介頂き、会員でいらした本持さんと一緒に参加させて頂きました。
環境ビジネス交流会に参加してみたら、別の会で知り合ったワイルドディープの荒深さんも会員として在席していらっしゃるのを知り、元々環境にも興味があったので入会を決めました。

【EBRIの印象】
3回位環境ビジネス交流会に出席させて頂きましたが、難しい話や深い話があり、これまでに聞いた事が無い内容にとても面白いと思い勉強になりました。

【今後】
まだまだスクラップにして廃棄している会社が多いのでこの会を通じてでも、OA機器をリサイクルしてくれる会社、例えばプラスチックをリサイクルしてくれるようなそんな会社を見つけられればと思っております。
また今みつけられるものから、例え少なくともリサイクル出来るように、将来的に手を広げて行ければと思っております。

【座右の銘】
経営者になってから思うのは、「諦めなければ何でも出来る」「諦めた時にいろんなことが起こってしまう」 コロナになる前、資金繰りが危うい時期があったのですが、決して先延ばしにせず諦めなかったです。そのおかげで現在少し業績が戻ってきています。諦めない事が大事だと、やりたい事は諦めないという事です。

【コロナ禍の影響】
当社は逆に救われました。銀行からの融資が通ったり、これまで当社に残っていた在庫が高く売れたりなど、大変な思いされている方にはとても申し訳ないのですが、持ちこたえることが出来ました。コロナが無かったらずっと厳しかったと思います。

【編集後記】
今回は新型コロナイルス感染症による緊急事態宣言中でしたので、初のZoomでのインタビューとなりました。これまでは会社へ直接訪問させて頂き、インタビューだけではなく社内の様子や社員皆さんとのふれあい、製品を実際に手に取って見ての感想など、見て感じたことをご紹介させて頂いていたのですが、WEB対談はこれからのスタンダードなスタイルになると思いました。とは言え、やっぱり実際にお会い出来ないのは残念ですね。
株式会社アイティリンクの島様は、インタビューが始まると止まる事なく次々と自社事業や事業継承されてからこれまでの経緯などをお話下さいました。それは、自身の会社を大切に守られている想いの強さからではないかと感じました。
社会生活を行っていく上で現在欠かすことの出来ないOA機器のリユース・リサイクルを行い、また使用出来る製品や素材として戻して、持続可能な社会を実現する為に貢献されています。島様のお話をうかがって、少しでもゴミが世の中から無くなるようになって欲しいと私も強く思いました。


  • リモートワークでWEBインタビュー


  • 丁寧にお話下さった島社長